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「女子会」で居酒屋復活 モンテローザの巧みな演出

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2700M_X20C12A9000000/?df=3


居酒屋の飲み放題食べ放題プランは2時間限定が一般的。松本本部長はここを思い切って変えた。「女性が飲み会を開くのは、おしゃべりを楽しみたいから。満足してもらうには2時間では短い」。そう考えて、1時間長くすることを決めた。


「女性が喜ぶものを全部盛り込んで“振り切った”プランを作った」と話す松本尚営業推進室長テル事業本部長
 時間を長くするとドリンクや食事の消費量が増え、客席の回転も下がって利益を圧迫するように思える。しかし松本本部長はkocoro-yaの再建で、「女性客の飲食量はそう多くないことが分かっていた」。だから迷わずに振り切れた。

 もう1つの振り切りはメニューだ。「食べたいけれど、ちょっと高価で普段はなかなか食べられないものをメニューに盛り込むことで、お得感はぐっと高まる」。こう考えた松本本部長がメニューに加えたのが、ハーゲンダッツの高級アイスクリームだった。コンビニで買えば300円弱するちょっとぜいたくな品を、あえて2980円のコースに放り込んだ。

 「美容に良いとされる成分が入ったサプリメントや食品がよく売れている。興味はあるが購入に踏み切れない女性の“お試し欲求”を刺激すれば集客できるのでは」。そこで通販化粧品大手で、ダイエット食品も数多く扱うDHC(東京都港区)に話を持ちかけ、コラーゲン食前酒やこんにゃくチップスなどの人気商品を女子会メニューに組み入れた。これも外食産業では初の試みである。