1)南シナ海2)習主席英国訪問3)シリア大統領訪露

1)南シナ海

フィリピンやベトナムが領有権を主張する幾つかの岩礁を中国が
埋め立て今や3000メートル級の飛行場が三箇所、レーダー基地、数多くの建物が
見られるようになった
フィリピンは国際会議などで違法を訴えオバマ大統領も先日の習主席訪米時に
直接申し入れた
習主席は”古来南シナ海は中国の海であり他国の干渉は受けない”とはねつけた

これら岩礁がどの国の所属かはさておき国際法では”満潮時に海没する岩礁は領地
とは認めない”ことになっている
カーター米国防長官は”暗礁を埋め立てても領土とは認められない”と主張している

更に国際法では領土から12海里(22キロ)以内は領空領海とされ他国航空機や艦船が浸入
するときは相手国の了解を得なければならないとしている
なっている

国防省はこれら埋立地は領土ではないことの証として米国艦を12海里以内に航行させる
ことを5月に大統領に提案して来た
中国は航行すれば領海侵犯で重大な結果を招くと忠告していた
ここに来てカーター国防相は関係諸国(フィリピン、、マレーシア、ベトナム)や日本に航行の
具体的計画を説明するところまで踏み込んだ
オバマの腰が引ければ中国の増長を止められなくなる瀬戸際で27日米国のイージス艦
埋立地の12海里以内を航行した
中国艦船が追尾し”中国領海殻立ち去るように勧告”したが軍事衝突は起こらなかった

世界の貿易量の50%が南シナ海を通過していると言われている
米国第七艦隊が日本日本を出航し中東に向かう回路でもあり南シナ海を中国に制せられることは
大きな問題でもある

しかしオバマの決断はいかにも遅すぎる
埋立地に着工するときに何故踏み切らなかったのか
中国が今米国と戦うはずが無い
オバマという人は根は臆病者かもしれない

2)習主席英国訪問

習主席が21日から国賓として訪英した
エリザベス女王と同じ馬車に乗りバッキンガム宮殿に宿泊する異例の歓迎で”英中の
関係は今から黄金時代を迎える”と習主席は挨拶した
英国は原発を中国に発注し資本参加も認めた上今後も数箇所追加発注する予定という
これ以外に液化天然ガス供給事業、新型客船の建造、高速鉄道など合計7兆円の
契約が成立したという
人民元での中国国債の発行でも同意した
英国はGDPが日本の60%人口は半分ながら世界最重要国の一つとされ国連
常任理事国であり通貨ポンドは国際通貨とされている
機を見るに敏で強いものと組み勝ち馬に乗る
AIIBにも欧州で最初に参加した
人民元を国際通貨とすることにIMFに強く押している
習主席は挨拶で”英国が中国のためにめ欧州を先導してくれる”と謝意を述べた

英国にも”人権問題があり国際的にも信頼が確立していない中国に原発を発注
するのは安全保障上いかがなものか”という意見もある

英国が米国との距離を一歩空けて中国に近づいたとも見られ米国は苦々しく
思っているだろう
しかしロシアに経済制裁しているEUは中国への傾斜を強めざるを得ない事情がある
ここにもオバマ政策のほころびが見えている

3)シリア大統領訪露

20日アサド大統領が訪露しプーチンと会談した
反政府軍、クルド軍、イスラム国に押され支配地を狭められてきたアサド政権を
支援してロシアが反政府軍イスラム国を空爆やミサイル攻撃し勢力を盛り返してきた
地上軍の投入も準備されているという
当初はイスラム国攻撃との名目だったが蓋を開けると主として反政府軍
叩いているらしい
アサドの訪露はこのお礼だろう
米国は反政府軍に対する武器補給に止めて様子を見ている
中東を巡る米露の争いはロシアが押している

4)世界は動いている

オバマ大統領就任時イラクアフガニスタンからの撤兵を公約した
イラク戦争は9年間と米兵5千人とイラク人5万人を犠牲にして2011撤兵が完了した
民主主義が定着しイラクに平和が訪れる予定だった
しかし現実にはイスラム国がイラクの30%を支配するまでになり民主主義とは程遠い
アフガニスタン戦争ははアルカイダを相当征伐したがタリバンが成長している
来年にはアフガニスタンから撤兵する予定だったが最近オバマは現在の1万人の
兵力は維持すると方針転換した
シリアでは国中が戦場となり何百万人の難民が国外に逃げている

また来週