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葉山便り321

1)南シナ海ASEAN

ASEAN国防相会議が4日マレーシアでASEANプラス日、米、中で行われ
アジアの平和維持について話し合った
共同声明を出す段になり米国と日本がが”南シナ海の航行の自由”を織り込むように
主張し中国は”領海問題は当事国同士で話し合うべきもの”として反対した
フィリピンは日米に賛成したがタイ、カンボジアラオスは中国に賛成し
マレーシア、シンガポールブルネイインドネシアミャンマーベトナムは中立とした
話し合いはつかず共同宣言は見送られた
ラオスカンボジアは中国の経済援助によって成り立つ国で選択肢はなく中立国は
中国の圧力を恐れてのことと思われる

米国は今後も3ヶ月に2度ほど22海里以内を航行するとしているが中国は
核心的利益(決して譲らない事項)の侵害であり次回は重大な結果を招くとしいる

2)南シナ海と中国、米国

当初米国はASEANの大半は”航行の自由”に賛成し数の力で中国に圧力を
加えられると読んでいた
しかし蓋を開けてみると自国の岩礁を取られた形のベトナム、マレーシアまで中立に
回った
習主席は5日ベトナムを訪問し経済援助や投資を引き換えに”南シナ海問題は相違を
適切に処理し両国関係に影響を与えない”との合意に持ち込んだ
習氏は引き続きシンガポールを訪問している
習主席はシンガポールのあとベトナム訪問を予定している
フィリピン訪問も検討中という
経済援助、貿易、投資などを餌に各国との領海領土問題をうやむやにしようとしている
ベトナムは中谷防衛相とカムラン湾海軍基地に日本艦船の寄航を合意するなど
日米側と中国側に二股かけようとしている国もある
南シナ海を巡る数の争いは中国優勢のうちに進んでいる
 
習主席が東奔西走しているのにオバマは一体何を考えているのだろう
次回の22海里内の航行を日本に肩代わりするよう頼んでくるのではないかとも
言われている

3)安倍首相の苦悩

米国4−6月GDPの伸びは3.9%、7−9月1.5%であった
日本は4−6月マイナス1.2%、7−9月もマイナスと予測されている
平成32年までに基礎的財政収支を黒字化し安倍首相の言う600兆円の
GDPを達成するためには3%を越える経済成長が必要となる
日銀は超緩和政策を続け個人資産は1700兆円、企業累積益は350兆円
にのぼり資金は潤沢すぎる状況だが賃金は上昇せず、投資は不活発で経済活動が
停滞している
これではならじと首相は法人税下げを餌に企業に賃上げと設備投資の増加を
要請している
何とか経済を好循環にしたいのである
1億総活躍社会と打ち上げ担当大臣もつ任命した
出産率1.8人、介護離職ゼロなども打ち出した
自動運転車の実用化、ドローンの活用などにも期待している
しかし国民も企業もなかなか踊らない
むしろTPP対策矢参院選などで補正予算を組むなど財政赤字を増やす圧力
が大きくなっている

また来週